Lesson9-2 パンの食べ方アレンジ

塗る

パンは、食材を塗ることで様々な味を楽しむことができます。
このセクションではいろいろなアレンジ方法をご紹介します。

バター・マーガリン

バターはパンとの相性が良く、アレンジとしてもっとも取り入れられている食材です。
バターには発酵タイプ無発酵タイプが存在します。

発酵タイプのバターは近年人気で、深いコクと少しの酸味が特徴的です。
有塩と無塩があり、どんなパンにもよく合います。
ヨーロッパでは無塩の発酵バターをバゲットにつけて食べるのが主流です。

無発酵タイプのバターは軽い風味が特徴で、日本で多く販売されているバターです。
どんなパンにも自然にマッチして合わせやすいため、最もポピュラーなバターです。

マーガリンは植物性の油脂を使用したもので、バターに比べて低カロリーです。
風味はバターに勝りませんが、価格も低く、日常使いにはぴったりです。

ジャム

ジャムといえばフルーツを甘く煮詰めたものですが、最近ではクリーム系のタイプも人気です。

いちごジャムなどのベリー系はもっともポピュラーで人気が高く、甘酸っぱい味が特徴です。
酸味のきいたライ麦パンによく合います。

マーマレードなどの柑橘系のジャムは、少し苦みのある甘さ控えめのものが多いです。
これらのジャムはバターと相性が良く、一緒に使用すると非常に味がマッチします。
また、バターを多く使用したリッチ系のパンにもオススメです。

主に牛乳から作られるミルク系のジャムは、甘くてキャラメルのような風味が特徴です。
ナッツとの相性が良いので、クルミパンなどによく合います。

ピーナッツクリームやチョコレートクリームなどのクリーム系ジャムは、甘みが強いのが特徴です。
酸味のきいたベリー系のパンと合わせ、甘みを中和させるとおいしく食べられます。

ハチミツ

ハチミツは種類によって、甘みや味・風味が様々。
好みに合ったものを使用するとよいでしょう。

アカシアハチミツは、ハチミツの中でも定番です。
食べやすい風味であっさりとしており、どんなパンにも比較的よく合います。
シンプルな食パンなどに塗って食べるのがオススメです。

クローバーハチミツは、色が薄く強い甘みが特徴です。
好みが分かれますが、トーストした食パンにバターと一緒に塗るとおいしく食べられます。

ラベンダーハチミツは、さわやかな品の良い香りが特徴的です。
甘みが強めですので、リーン系のパンと合わせるとおいしく食べられます。

ディップする

もう少し手間をかけてパンを楽しみたい方にはディップがオススメ。
手作りのディップがあるだけで、レストランやカフェの味を体感できますよ。

アボカドディップ

アボカドはクリーミーでつぶしやすく、ディップを作るには最適の食材です。
レモンやオリーブオイル・玉ねぎ・チーズなどを混ぜて作りましょう。
ブラックペッパーやパクチーを効かせてもおいしいですよ。

きのこのパテ

炒めたキノコやベーコンをワインで煮詰めてペースト状にして作ります。
アクセントにクルミを入れてもまろやかでパンによく合います。

かぼちゃのディップ

かぼちゃも火を通すとマッシュしやすく、ディップに最適です。
クリームチーズと一緒につぶすだけでもおいしいディップに。
アーモンドやシナモンパウダーを入れるとパンとの相性ばっちりです。