パンのおいしい食べ方
パンは焼き立てが1番!
というのは一般的に知られていることですが、実はパンの本場ヨーロッパでは焼き立てほやほやのパンを食べることはありません。

なぜかというと、焼き立てのパンには水分が残っており、パン本来のふわふわ食感を味わうことができないためです。
また、焼き立てのパンは発酵種のアルコール臭がわずかながら残っている場合があります。
そのため、パンは焼きあがってからクーラーで20,30分ほど冷やし、その後に食べるのが最もおいしいタイミングだといえます。
パンの中から水分が蒸発し、パンならではの弾力やふわふわ感を味わうことができます。
パンの種類によっても食べごろの時期は異なります。
以下では種類ごとのおいしいタイミングを解説していきます。
食パン
上記で述べたように、焼き上がりから少しの間冷まし、粗熱が取れたころが最もおいしく食べられます。
焼き上げ後2,3日であれば、トーストしてもおいしく食べられます。
フランスパン
フランスパンは、焼き上げて粗熱が取れたころから3時間後くらいが最もおいしいといわれています。
8時間後を過ぎると乾燥が始まりますので、それまでには食べきってしまいましょう。
焼き上げた当日中に食べるのがオススメです。
ライ麦パン
ライ麦を配合しているパンは、日持ちが良いのが特徴です。
焼き上げ後4,5日経っても風味を損なわずにおいしく食べることができます。
特にライ麦の比率が高いものは、焼き上げた翌日以降に食べるのがオススメです。
菓子パン
菓子パンにはクリームやフルーツ、様々なトッピングが使用されています。
そのため、粗熱が取れたらすぐに食べるようにしましょう。
特にデニッシュ系のパンはサクサク食感を味わうことのできる、3時間後までに食べるのがオススメです。
総菜パン
おかずのような具材が乗った総菜パン。ピザやカレーパンなどが代表的です。
これらのパンは一般的な考え方とは別で、焼き立てをすぐに食べるのがオススメです。
パンのおいしい切り方
パンを切るのは、粗熱が取れてからにしましょう。
熱い状態で切ろうとすると、切り口をきれいにすることができません。
また、パンは切ったところから劣化が始まりますので、食べる直前に食べる分だけカットするようにしましょう。

食パンの切り方
食パンは立てたまま切ると、形が崩れてしまうため、横にしてカットするようにしましょう。
またカットする際は、底と側面の角部分から歯を当てていくときれいに切ることができます。
パンのおいしい保存方法
パンは空気に触れているとどんどん劣化していきます。
まずは空気に触れないよう、ラップで包むか保存袋に入れましょう。
初めからすべて食べきれないとわかっているときには、冷凍保存がオススメ。
1食分ずつ小分けにし、ラップで包んで冷凍保存袋に入れましょう。
冷凍すると1週間くらいはおいしく食べることができます。
解凍の際には、自然解凍もしくは、クロワッサンやハード系のパンだとさらにトーストするとおいしく食べることができます。