<道具編>
オーブンは機種によって温度が違う?
家庭用オーブンにはガスオーブンとレンジオーブンがあります。
温度調節はパン作りにおいて非常に重要なポイントですが、実は同じ200℃でも、オーブンの機種によって温度や焼け具合はバラバラ。
それぞれのオーブンの特徴をつかむまで様子を見ることが大切です。
まずは全体の焼き時間の80%くらいまで焼いてみて、様子を見るようにしましょう。
パンの色づき具合で温度の調節をします。
ガスオーブンは温度が一気に上昇し、高熱で焼き上げることができるため、ハード系のパン作りに向いています。
レンジオーブンは庫内の水分が蒸発しづらかったり、温度も低くなるものが多い為、ソフト系のパン作りに向いています。

ホームベーカリーは万能!
近年流行しているホームベーカリー。
簡単に様々な種類のパン作りを楽しむことができます。
最近のものは多機能タイプが多く、パンだけにとどまらず、うどんやお餅、パスタまで作れるものもあります。
ホームベーカリーで焼いたパンは、ややクラストが硬く厚くなってしまうことがありますので、こね・発酵までをホームベーカリーで行い、成形と焼成は人の手で行うという方法もオススメです。
こうすることで、好きな形のパンを焼き加減を見ながら作ることができます。
発酵には水切りかごが使える!
パン生地の発酵では、温度・湿度の調整がポイントになります。
発酵器があれば、設定次第で気軽に発酵ができますが、大体の家庭では持ち合わせていないと思います。
そんな時に、発酵器代わりとして役立つのが水切りかごです。
水切りかごは大きめで蓋つきのものを使用します。
底にお湯を張って、かご部分にパン生地を置けるものが一番良いでしょう。
水切りかごの中に一緒に温度計を入れて、温度を管理します。
その後は直射日光のあたらない場所で置いておくだけ。
こまめに温度計をチェックしましょう。
温度が下がってきたら、お湯を足すなどして調整します。
キャンバス生地があると便利!
パン生地をパンチしたり、発酵させる際にはキャンバス生地を使用すると、打ち粉を余分に使うことがなくなります。
キャンバス生地は厚手で毛羽立ちにくいため、パン作りに向いています。
また、板の上に布を敷いてセットで使用することで、生地の移動に使用することもできます。
オーブンプレートなどを使用している最中で、板が不足した場合にもこれらを代用とすることができますよ。
