メロンパンは丸だけじゃない?
メロンパンと聞いて頭に浮かぶのは、丸い形に格子の模様。
この見た目がメロンに似ていることから、「メロンパン」の名前の由来になったとも言われています。
しかし、初代のメロンパンはラグビーボールの形をしていました。
加えて今のような表面のビスケット生地はなく、中に白あんが詰められていました。
現在のような丸い形のビスケット生地がのったメロンパンは、日の出の形をモチーフに「サンライズ」という名前で登場しました。
次第にサンライズと初代メロンパンが混同されるようになり、今の形がメロンパンと呼ばれるようになったそうです。
実は近年、ヨーロッパでメロンパンが流行しています。
理由は、日本のアニメブーム。
劇中に登場するメロンパンが注目され、若者を中心に流行するようになったようです。
なぜ朝食には食パン?

私たち日本人の朝食で最もポピュラーなパンが食パンです。
食パンという名称はどのように生まれ、どう定義されているのでしょうか。
食パンの名前の由来は、「主食用に食べるパンだから」「デッサンで使う消しパンと区別するため」という説が一般的です。
食パンの始まりは文明開化(文久2年)のころといわれています。
イギリス人が海軍の兵や居留置の外国人向けに作り出したのがはじまりでした。
イギリス人が営むヨコハマベーカリーの大型イギリス風山形や角型食パンは特に好評だったそうです。
しかし、その頃の日本にはコーヒーや紅茶はありません。
日本人にはパサパサしたパンを好む人が少なく、売れ行きはあまり良くなかったようです。
食パンが現在のように家庭に浸透するようになったのは、戦後の学校給食からといわれています。
給食には大量生産が求められるので、食パンはぴったりの食材だったのですね。
パンのカロリー
パンといえばカロリーが高い!
そんな風に考える方も多いのではないでしょうか?
一般的に、ダイエット中にはパンを食べないという人が多いですよね。
しかし、パンでも選んで食べるようにすれば低カロリーに抑えることが可能です。
実は、ごはん1膳に比べて、食パン6枚切り1枚は100キロカロリーもカロリーが低いのです。
とはいえ満腹感には違いがあります。
パンの中でも硬いパンを食べることで低カロリーに抑えることが可能です。
硬いパンをよく噛んで食べると満腹中枢が刺激され、少量でも満腹感を感じることができるのです。
さらにふわふわのパンには油分が多く含まれていることが多いため、それに比べ硬いパンは油分も少なくヘルシーなのです。
さらに、白いパンよりも茶色い雑穀入りパンを食べることで、血糖値の上昇を抑えることが可能です。
白い小麦粉だけで出来たパンは、血糖値を一気に上昇させる特性があります。
こうなると、どんどん太りやすい体になってしまいますので、ダイエット中には避けるべきでしょう。